1月2月は引っ越しシーズン。新年度に向けて、売買賃貸どちらもCMやチラシの情報露出が増えているように思いますね。今回はそんな時期にお部屋探しをして、最終的に「新築賃貸」を選んだ経緯や、感じたメリット/デメリットについて書いてみます。
新築賃貸に至った経緯
これまで自身の賃貸だけでも10回以上の引っ越しの経験をしてきた自分としては、お部屋探しについての「理想の条件」と「我慢できる条件」がほとんど決まっています。ネットに情報がある現在、不動産屋に相談に行っても、こちらが事前に確認したお部屋以上の情報が出てくることはほとんどありません。
自分が「我慢できる条件」としているのが「駅からの距離」と「築年数」で、これらを我慢することで多くの場合、同じ家賃でも部屋のクオリティが上がる、もしくは同じクオリティの部屋でも家賃が下がる、という印象があります。逆に言うと、「新築は高い」という先入観を持っていました。
そんな先入観を持ちながら物件を探していたので、「新築」というだけで詳細を見ずに検討を進めていたのですが、条件に合う物件をいくつか内見に行っても納得のいく物件に至らない中、たまたま物件一覧に表示されていた「新築」の物件をよくよく見てみたところ、家賃も間取りも駅からの距離も、偶然にも全てが「理想の条件」だったのです。ここから、この「新築賃貸」をしっかり検討し始めました。
新築賃貸のメリット
新築ということで、まず「新しい」というのがメリットになるかとは思いますが、その他、自分が感じたメリットはこんな感じでした。
数ヶ月前から検討できる
これが結構ポイントだったのですが、1月に情報が公開された新築物件、入居時期は4月下旬だったのです。新築物件なので出来上がってから入居者募集を出すわけでなく、完成見込みをたてて事前に入居者を募集するわけですね。
自分がいま住んでいる物件が「退去2ヶ月前通知」という契約となっているのですが、新築以外の物件は入居時期が「即日」や「1ヶ月後」あたりであることが多く、それでも家賃を重複して払いたくないからといって「入居時期は2か月後としたい」ということは、受け入れてもらえないことがほとんど。
なので、入居時期がまだ先であることも、新築賃貸のメリットだなと感じました。
事前に審査を済ませて待つ
自分の場合は「自営業」「妻が外国籍」「子持ち」という複数のハードルがあり、賃貸とはいえ審査が不安要素だったりします。しかし前述の通り入居前に審査を済ませることで、問題なければあとは待つだけという安心感があります。また、審査=契約というわけではないので、契約に至るまでの期間で他の部屋を探し、もし他に良い部屋が見つかればそちらに変更することも出来るので、保険の役割にもなります。
新築賃貸のデメリット
新しいのにデメリット?と思いますが、実際に審査まで済ませてみて感じたデメリットがいくつかありました。
写真情報が無い
そりゃそうだ、新築=まだ完成していないので。という内容なのですが、外観や室内の様子を写真で確認することが出来ません。自分の場合、外観はCGで作成したものがあり、イメージは出来ましたが、あとは間取りの図面と設備情報等で判断することになります。
完成が遅れる可能性がある
これはなかなか怖い事ですが、入居審査が済んだ後、不動産屋から言われたことで、「完成時期が遅れる=内見日が遅れる=契約が遅れる=入居時期が遅れる可能性がある」と言うのです。
内心「そんな無責任な事あるの?」と思いつつ、過去に完成が遅れたことがあるのかと尋ねたところ「数ヶ月単位で遅れたことも実際ある」と言うのです。これではメリットに書いた「数ヶ月前から検討できる」の意味がなくなってしまいます。
とはいえ、貸主側としても完成が遅れると契約に至らず家賃収入が入らないわけなので、基本的にはスケジュール通りに進むはずだと思っているのですが、このあたりは実際に入居に至ってから追記しようかと思います。
以上、お部屋探しで新築賃貸を選ぶ時のメリットとデメリットについて思った事でした。