疲れやすい、冬でも暖房のきいた電車で汗をかく、そんな人は「バセドウ病」かもしれません

  1. 病気

自分の体に異常があるかどうかは、日常生活の中では気付きにくいこともあります。階段を上るだけで息切れしたとしても「ただの体力不足だ」と思ってなるべく階段を上るのを避けたり、冬場に暖房のきいた電車に乗ってと汗をかいても「代謝が良いからかな」と思って気にしなかったり。

しかし、これらの症状をある人に話した時に「バセドウ病なんじゃない?」と言われ、まさかと思いながら病院で診察してもらった結果、バセドウ病だという事が判明し、過去のいろんな事が「バセドウ病だったからか」と納得するような事が多くありました。今回は「こんな人はバセドウ病かも?」という内容について書いてみます。

疲れやすい、動悸やめまいの経験が多い

疲れやすい。ともすれば「怠け者」「めんどくさがり」といった印象にも繋がる「疲れやすい」。これは個人差があるので判断が難しいのですが、自分の場合、十数段の階段を上るだけで動悸がひどく、階段を上りながら電話でもしようものなら声を出せなくなるほどでした。

これはバセドウ病の症状の一つである「あらゆる臓器が全力疾走している状態」というのが原因で、何もしていなくても体内が全力で疲れている状態から、さらに負荷をかけていることになるので、ただ歩くだけでも正常な人と比べると疲れますし、階段を上ったり走ったりすれば動悸や息切れ、めまいといった症状が出てきます。「昔から疲れやすいんだよな」と自覚している人は、バセドウ病の可能性があるのです。

汗をかきやすい

これも先に書いた「あらゆる臓器が全力疾走している状態」というのが原因で、良く言えば代謝が良いという事にも繋がります。症状としては、手汗が多かったり、冬の寒い時期でも暖房のきいた空間に行くと大量に汗をかいたり、とにかく日常的によく汗をかくような人も、バセドウ病の可能性があります

女性に多い病気だが、男性でもバセドウ病の可能性はある

バセドウ病は女性が多く、バセドウ病専門の病院に通院すると、その多くが女性であることがよくわかるのですが、概ね女性4人に対して男性1人くらいの割合で、男性もバセドウ病になることがあります。この記事を書いている自分自身がそうですが、男性でもバセドウ病である可能性はありますので、当てはまるかもと思った人は是非一度、早めに甲状腺の専門病院で診察してもらう事をおすすめします。

以上、バセドウ病かもしれない人の特徴についてでした。