言葉が似ているようで文化が違う、台湾のお店で店員を呼ぶ時

  1. 海外

ビールが冷えているのが中国と台湾のの大きな違い。中国と似ているようで違いのある台湾ですが、お店で店員を呼びたいときにも大きな違いがあることに気付きました。

すみませーん

タブレットでの注文やピンポンが置いてあることの多い日本でも、店員を呼びたい場面はありますよね。声の大小はそれぞれとしても、「すみませーん」という感じで呼ぶことが多いかと思います。

同じような感覚で、中国ではウェイターという意味の「服务员(ふーうーゆぇん)」と呼ぶことが多いです。中国にはよく行くので、中国語と同じ感覚で台湾でも同じように「服务员ー!」と呼んでみたところ、店員がこちらをチラっと見て、なんとなく一瞬の間が空いてからこちらに来ました。普通にオーダーを伝え、何事もなかったのですが、なんとなく違和感を覚えました。

台湾人はあまり大声で店員を呼ばない

なんとなくの違和感を覚えたまま数日滞在している間、食事の際に周りの現地の人を観察してみました。すると、あることに気付きます。

「台湾人はあまり大声で店員を呼ばない」

中国では大声で店員を呼ぶことが普通ですが、台湾ではあまり大声で店員を呼ぶ人がいないようでした。その後、現地の人と話すときにこの事を伝えると、このように言われました。

「台湾では店員を呼びたい時、手をあげるか、近くに来た時に不好意思(=ぶーはおいーす、すみませんというニュアンスの意味)と言う程度で、大声では呼ばないよ」

意外というと失礼ですが、意外とお上品だったのでした。しかも日本同様、台湾でも中国人は少しマナーが悪い印象があるようで、自分が中国語で「服务员ー!」と呼んだときに「また中国人が大声で…」と思われたんじゃないか、との事。これが違和感の原因だったのかもしれません。

言葉が似ているようで文化が違う、中国と台湾の店員を呼ぶ時の違いでした。