「プーと大人になった僕」を父親として観てみた

  1. 生活

とにかく蜂蜜を食べて常にほんわかしてる、ディズニーランドで何故か人気だなって思ってた「プーさんのハニーハント」でもお馴染みのプーが、ちょっとリアルなCGになっておじさんと良い感じのお話になっているらしい、というCMを観て、なんとなく観に行ってみた「プーと大人になった僕」。

これがなかなか良い作品だったので、少しレビュー。

※ネタバレはほぼ無いつもりで書いていますが、少し本編にも触れています、気になる方は読まないで下さい

回想から始まり、入りやすい導入

正直、プー自体はもちろんしっていても、他のキャラ含めてストーリー的な要素は全く知らなかった自分。

ピグレットくらいは知ってたけど、ティガーは別の物語の登場キャラだと思ってたりしたのが、最初に主要キャラがみんな揃って全体のキャラ設定がすんなり入ってきたあたりは、さすがな流れ。

主人公の成長

主人公の成長も、子供から大人へ、奥さんとの出会い、家庭感、仕事感あたりを駆け足で紹介。駆け足ですが本のような演出で、読み流すように自然と入ってきました。

仕事と家庭の悩み

きっと多くの父親が何度か通る道なんじゃないかと思う「仕事と家庭とどっちが大切なの」問題。仕事をしないと家庭を守れないよvs家庭の時間は今しかないのよ対決。ここに対してプーのまっすぐな発言が刺さっていきます。

なにもしないをやる

プーは作中で色んなことを主人公に言います。そんな中でも良い言葉だと改めて思ったのが「僕はなにもしないを毎日やってるよ」というもの。

自分の仕事はIT関連。ホームページを作ったりシステム開発したりといった制作業務を在宅で請け負っていた時期、空き時間はほとんど作業、出かけるときは必ずPCを持ち、何かあればいつでも対応出来るようにしていました。

そうすることで仕事は維持していましたが、気付かないうちに家庭に気が回らなくなっており、険悪な雰囲気になることもしばしば。そんなときに意識改善したのが、「意識してなにもしない時間を作る」ことでした。出かける際にPCを持たないようにしてみたり、土日は仕事を請けないよう調整したり。そうして「なにもしない」を作ることで、仕事もメリハリがついて効率的になり、家庭の時間もちゃんと確保できるようになりました。

この「僕はなにもしないを毎日やってるよ」という言葉はそもそも原作でも名言として存在していることを後から知りましたが、このほかにも忙しい毎日に追われたりする大人に刺さる真っすぐな名言がたくさんあります。

家庭持ちで忙しい毎日の父親、特に子持ち、特に子どもが女の子なら尚更おすすめな映画「プーと大人になった僕」を観た感想でした。

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